ものを大切にする心

 今度のパソコンのWindowsのXPの件でもそうだけど、いつの間にか日本も使い捨ての文化になってきましたね。せっかく買っても、新しいより便利な製品が次々の出てくる。そうするとまだ使えても、新しいのを買ってしまう、または色々な理由をつけては今までの製品を使えなくしてしまい新しいのを買わせてしまう。

 こういう消費スタイルが当たり前のようになってしまい、消費者も買うのだ当たり前になったしまった。

 しかしよく考えてみると、昔のこの国の人たちはこんなことはしていなかった。壊れても直し、工夫して使っていた。新しいものを買うお金がなかったからかもしれないが、ない中でも工夫して利用していた。

 ものを大切に扱うのはそういう中から生まれてきたのではないか。使い捨ての文化には、ものを大切にするという心は生まれない。

 今はものは溢れるくらいにあり、お金さえあれば手に入るが、はたしてそれを豊かとよべるのか疑問である。 昔ものが今よりはるかになかった時代、限りあるものを大切に使い、使い切った後も感謝の気持を込めて寺や神社に「供養」という形で納めていた時代。何でも手に入るが、そのせいかものを大切のせず、使い捨てにしている今よりも、ものの有難味を知り、大切い扱う昔のほうがむしろ豊かな時代ではなかったかと思ってしまいます。

 そういえばこんな言葉があります。

     使い捨てばかりしていると 使い捨てられる 」