桜咲く

今日は一日雨のようです。

駐車場脇のしだれ桜が咲きました。

この桜、私が住職になった年に 今は亡き渡辺たまへさんが本堂前に植えてくれたものです。

今から23年前のことです。

 それにしても月日の流れは早いですね。たまへさんと一緒に植えたのもつい昨日のように思えます。その間本堂も新築され、その工事にともない裏の駐車場脇に移動し、桜の景観もずいぶん変わりました。

 しかし桜はすくすく育ち今年も咲いてくれました。毎年咲くから今年も咲いて当たり前とつい思いがちですが、決してそんなことはない、咲いたそれぞれに出来事や思い出があって、本当は毎年違う花が咲いているのではないか。桜も人も同じ。同じ時間などない。その時その時を精一杯生きている。

 降り続く雨の中咲いてくれた桜を見ながらあらためて色いろなことを考えました。

    なんまんだぶつ。