お通夜

 今朝がた早くに電話が鳴りました。

 朝早い(夜中から7時までの時間帯)に電話が鳴るのは、どなたかがお亡くなりになったという知らせの電話が多いのです。

 今朝も、もしやと思いとりますと、やはりそうでした。

 そして今夜そのお通夜でした。私はいつもお通夜の読経の後で、法話をします。今日もさせていただきました。

 話す場はお通夜でも、毎回話の内容は違います。お亡くなりになる方はお一人お一人皆違うのですから、お話も自然にみな異なるのです。

 今日の方は、以前に世話方をされていた方です。お元気だった頃のことが、読経中に思い出され、本当に一度きりの大切な「お通夜」の場に

自分も立ち遇わせいただいていることをかみしめながら、皆さんにも

 故人とのつながりについてお話させていただきました。

 その後で、ふと親鸞聖人のいわれた「連続無窮」(れんぞくむぐう)(化身土巻の最後のところにある言葉)が、思い浮かんできましたので、今も「引き継ぐ」ということについて考えています。

    なんまんだぶつ