法話         (6月10日のお話)

 今日知り合いの布教使の方から、ある仏教雑誌に法話を書いてほしいとの依頼の電話がありました。

 仏教関係の出版社では有名なところの本だそうです。私の話はわずかな部分ですが、東西本願寺様などと持ち回りで話してるそうです。

 私なんかでよければお願いします。と引き受けさせていただきました。その後出版社の方からも連絡があり、締切が7月下旬だそうです。

 こんな大役なのに、他に高田派神戸別院の秋の「一光三尊仏御開扉法要」の準備委員の仕事もあり、もちろんお寺の仕事もありでちょっと焦っています。ちなみに明日は御本山の朝のお説教をさせていただきます。

 先ほどはお通夜があり法話をさせていただきました。こう考えるとまるで法話法話の日々のようですが、でも実はなにも法話と構えることはないのではないかとも思います。日々の生活をいかに生きているか。それしかありません。

 「世間虚仮 唯仏是真」聖徳太子のお言葉だそうですが、最近あらためてこのお言葉が胸に響きます。どう響くのか、世間を虚仮と思わずに夢中になっている私に、夢中だがそれも虚仮だよ。と。なかなかそうは思えない私は、この言葉によって真実とはなにかを考えさせられています。