えらばず きらわず みすてず (10月14日のおはなし)

 

み仏のおこころは、この三つ。

私はというと、えらんで、

嫌いなものは、見捨てていく。

好きなものは、私のもの。

嫌いになれば、ポイ!


 恐ろしいことに、それがたとえ自分の親であっても、子であっても、

煩わしい存在になれば、ポイ!したくなる。

 そんな人生、選んで、嫌って、見捨てる人生。

 でも選びたいのに、選べない時がきっとくる。嫌って見捨てたいのに

見捨てられない時が、きっとくる。いやもうきている。

 自分が気づいていないだけ。

 み仏のお心は、えらばず、きらわず、みすてず。

 辛い時こそ、この言葉を繰り返そう。

 えらばず、きらわず、みすてず。なんまんだぶつのお心は。

 えらばず、きらわず、みすてず。なんまんだぶつ。